コンピューターミュージックのワークフロー
コンピューターミュージックの作業の流れです。これは一例で、人によりさまざまなやり方があります。一般的には複数の種類のソフトウェアが必要です。フリーソフトから数十万円もするプロ御用達のソフトまでありますが、自分の必要性に合ったソフトを選びましょう。有償ソフトは、まず無料体験版で使い勝手を試してみましょう。
楽譜作成ソフト
5線譜に音符を打ち込んで、楽譜を作成するソフト。最初から音符の打ち込みをするほか、画像やPDFファイルの楽譜を認識して取り込めるものもある。Finale、Sibelius、Musescore、スコアメーカーなど。
MIDI出力
MIDI入力
MIDI入力
歌声合成ソフト
WAV出力
WAV入力
合成音声により、歌声を合成してくれるソフト。VOCALOID、CeVIO、UTAUなど。VOCALOIDは下記DAWのプラグインとして使える。
(必要に応じて、波形編集ソフトを使うのも有効)
DAW
デジタル・オーディオ・ワークステーションで、オーディオ編集の中核となるソフト。ここでオーディオトラックに音源を割り当てたり、ミキシングするなどの重要な作業を行う。CubaseやFinaleなどが代表的。音源はDAW自身に付属するものもあるが、あまり良くない。できれば実際の楽器から採音したサンプリング音源を使いたい。サンプリング音源も種々あるが、VSTi規格のものであればDAWのプラグインとして使える。
画像編集ソフト、3DCGソフト
動画ファイルに必要な画像を編集する。静画ならPhotoshopのような画像編集ソフト。音楽に合わせてお好みのキャラクターに歌わせたり踊らせたりするならコンピューターグラフィックス(CG)ソフトが必要。これもフリーソフトから数十万円のプロ御用達ソフトまで。
WAV出力
画像出力
動画編集ソフト
DAWから出力された音声ファイルと、画像(映像)ファイルを統合して、最終作品のビデオファイルとして出力するためのソフト。Premiere、PowerDirectorなど。動画サイトに投稿するなら、それぞれのサイトの要求する仕様に合わせたフォーマットで出力する。
ビデオファイル(mp4形式など)